2025年12月12日金曜日

視力検査装置の開発・製作 2(ハードウェア)

  前回の投稿では、視力検査装置のソフトウェアでした。ESP32マイコンを使い、さらなる効率化を行いました。

 以前のシステムは、動作環境はパソコンとなったのですが、キーボード操作は職員が行っていました。

 ESP32マイコンの登場により、Bluetooth、WiFiの環境が簡単に利用できるようになりました。


 ことから、ESP32マイコンにスイッチを接続することで、BLE通信による入力デバイスを開発しました。

入力デバイス設計

 スイッチとして、押しボタンスイッチを選択する際、押しやすさや押したことが分かるように自照式を採用しました(右図)。
 また、押したことが分かるようにクリック音を鳴らすブザーを追加しました。

 右図が回路図です。







 上の回路図では電源部分が欠落しています。電源は半田付けしやすく、入手しやすいUSBコネクタ(Bタイプ メス)を付け、5V電源供給をしています。(ACアダプタでは電圧が異なると回路が破損する恐れがあるため、5V供給のUSBを選択しています)

プログラミング

 ESP32マイコンのBLEのプログラミングは、ライブラリ「BleKeyboard」を追加すると、ESP32マイコンから、Bluetooth接続されたPCに、キー操作を送信するサンプルプログラム「SendKeyStrokes」がありますので、キーボードとして簡単に働かせることができます。
 ここに、スイッチ入力により、キー送信するようにすること、LED点滅、ブザー音を追加するだけでプログラムは完成します。


完成写真

 右図が完成写真です。
 図中の左が上からみた図です。押しボタン4個とBLE接続表示LEDがあります。
 図中が真ん中が斜め横からみた図です。ESP32マイコンが破損しても交換可能なようにソケットにさしています。このため、スイッチ基板とマイコン基板の高さを合わせるようにしています。
 図中の右側がデザインアクリルを付けた完成図です。

実際に使用して

 実際に使用している写真(右図)です。
 職員がPCで開始操作(Enterを押す)をすると、画面にランドルト環が表示されていきます。
 生徒は画面をみて、手元の入力デバイスから向きを入力していきます。

 この入力デバイスを使用した結果として、生徒が直接入力できるため、検査時間の短縮、検査に携わる職員の削減などの効果がありました。
 また、生徒がゲームに慣れているためか、ゲームの操作感覚であり、スムーズに操作できている状況でした。

参考資料

 この視力装置の開発・製作は、令和5年度に長野県岡谷工業高等学校情報技術科の授業の中で取り組み、製作・プログラミングを行ったものです。
 その時の生徒に配布した資料を掲載します。参考にしてください。


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